年功序列企業で努力がどの程度報われるか検証してみた(後編)

年功序列企業で努力がどの程度報われるか検証してみた(後編)

2020年6月2日

前編(昇給について分析)はこちら

努力しても数百円の昇給しか報われない残酷な現実を徹底解説!
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(結論)毎月数時間の残業代にボーナスのプラス査定は負ける

検証の結果、年功序列企業でもボーナスに関しては数万円~十数万円の実力への給与還元が期待できます。

これは朗報です。

しかしさらに掘り進んで分析を続けていった私は残酷な現実を思い知らされることになります。

そう、ちんたら仕事をしている無能の残業代には敵わないという現実を…

夏のボーナスの評価額から実力による支給増減を算出する

私の会社のボーナスの決め方は
受け取るボーナス(ヵ月)=会社が公言しているボーナス(ヵ月)±実力評価(ヵ月)
です。

例えば、公言しているボーナスが2か月
実力評価のボーナスが+0.1か月であれば
私が受け取るボーナスは2.1か月
ということになります。

以下が1~3年目までの夏のボーナスのうち実力評価のボーナスの金額になります。
また補足として、私の会社での評価についても書いておきます。

評価実力賞与額社内評価
1年目¥-19,890最悪
2年目¥20,310普通
3年目¥20,890良好
実力賞与額と社内評価比較表

算出結果から分析すると見えてくるもの

前編の昇給額と同様に年功序列企業の評価では
平均的な仕事ができる=それ以上の成果を出す
ということに変わりはないようです。

まあこれについては仕方がないです。
自分が結果を出したと思っても、評価するのはあくまでも管理者ですからね。

ただ、それをされて仕事のモチベーションが上がる人はいないでしょう。
人的投資をケチると後々自分に返ってくることが理解できていないように感じます。

そんなことよりも遥かに重大な問題があります!!!

役に立たないどころか足を引っ張っている存在(1年目)と、
会社の利益に貢献している存在(3年目)
実力評価の差がたった40000円しかないということです。

これが何を意味するか?答えはこうです。

年功序列企業のここがヤバい!

たらたら仕事をやって残業した方が
テキパキ仕事をやって定時で帰るよりも収入が多くなる

頑張り屋さんより怠け者のほうが稼いでしまう日本社会

無能と有能を隔てる金額が40000円ということでこれを残業代で取り返したいと思います。

現在私の残業代は一時間当たり1850円です。
時給1850円で40000円稼ぐには

40000(円)÷1850(円/時間)=21.62(時間)

ボーナスは夏と冬の2回あります、つまり半年で22時間残業することで回収できます。

つまり無能が毎月3.6時間より多く残業すれば有能のボーナス支給額より多く稼ぐことができます。

この程度の残業で取り返せるのであれば、多くの人は努力するよりちんたら仕事を月3.6時間長引かせるでしょう。

実力もなく、投資や副業という選択肢もないような人は特に…

超長期的に見れば出世による給与増も考えられますが、基本的には30歳過ぎからの話です。
しかも実力があるから出世できる?本当でしょうか?
もっと他の要因が重視されていそうですが……

まあ私は一刻も早く家に帰ってブログ執筆なり写真編集なりをしたいので無駄な残業なんてまっぴらごめんですけどね。

冗談抜きで報われていない

私は独学でプログラミングを学び、会社の業務を自動化をしています。

それにより私の残業は給料明細につけられている残業時間だけで年間250時間から200時間へと減少しています。

その結果なんと…

年収が減少しました!!

これすごくないですか?
これが会社の…いや年功序列社会、日本社会の答えです。

年功序列企業のここがヤバい!

①人件費削減をすると
②その効果が昇給額やボーナスで反映されないので
③実質減給される

まとめ

いかがだったでしょうか?
これが前編と後編に分けて解説してきた、年功序列企業の現実です。

勘違いしてほしくないのですが、これは私が働いている会社が悪いという意味で言っているわけではありません。

私が言いたのはこういう年功序列企業が日本には無数に存在しているということです

つまり努力してお金を稼ごうと思うのであれば、従業員というクラスは割に合わないということです。

ならばどうするべきか?

この記事のアイキャッチ画像が何かご存じでしょうか?
これはロバート・キヨサキ氏の名著「金持ち父さん 貧乏父さん」の中で提唱されている、キャッシュフロー・クワドラントと呼ばれるものを図にしたものです。

キャッシュフロー・クワドラントを構成する要素は4つ

クワドラント

【E】Employee = 従業員

【S】Self Employee = 自営業者

【B】Business Owner = ビジネスオーナー

【I】Investor = 投資家

これが何を意味するかというと、お金を稼ぐ方法は大きく分けて4つ存在するということです。

よくキャリアアップだ、大企業だ、公務員だといいますが所詮”E”(従業員)であることには変わり有りません。
どれだけ高みを目指そうが同じ”E”なので結局同じ問題にぶち当たるだけです。

例えば転職して年収1000万の企業に入ったとします。
お金の面は問題ないかもしれませんが、人間関係のストレスがなくなりますか?

リストラされるのが怖くて公務員になったとします。
後遺症が残るような事故やうつ病になっても同じその仕事を続けれますか?

そんなことないですよね?
これが従業員の限界です。

従業員クラスという”E”に固執するのではなく、他のクラスに目を向けるべきです。
そして複数クラスからの収入を実現することでお金に支配される人生から脱却することができます。

決して楽な道ではありませんが凡人にはそれしか方法がないのも事実です。