会社員は本当に安定なのか?

会社員は本当に安定なのか?

2020年10月27日

世間は言う「会社員は安定」と

このことについて疑問に思った人はどのくらいいるのだろうか?

おそらく1割もいないのではないのではないか?

非正規雇用より正規雇用
中小企業より大企業
会社員より公務員・・・

ひとは「安定」という実態のない”神”を崇め信じて生きている・・・

現代の神それが安定です

世間A
世間A

付き合うなら”安定”している人がいいよね~

世間B
世間B

俺は公務員だから”安定”だぜ!!

考える人
青瓶

”安定”って何なんや・・・

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「何を」もって安定なのか?

安定とは何なのか?を考える為には、安定でないのは何なのか?について知る必要があります。

”安定の反対”とネットで調べると「動揺」「不安定」「変動」という言葉が出てきました。

このなかでもっともらしいのは「変動」と私は思いましたので、世間の言う「安定」の反対は「変動」ということになります。

これすなわち、つまり世間が恐れるのは「変動」ということになるわけですが、私は「この世に変動が起きないことなんて存在しないのでは?」と思ってしまいました。

諸行無常

という言葉があります。

平家物語の冒頭

祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

で聞き覚えがある方も多いのではないのでしょうか?

で、諸行無常が何なのかといいますと

諸行無常は、仏教用語で、この世の現実存在(森羅万象)はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないことをいう

Wikipediaより

ということで、つまり変動しないことはない(=安定などは存在しない)ということです。

現実を見ればまさしくその通りです。経済、流行、人間関係、自分の体・・・何一つとして同一性を保持しているものなど存在していません。

「バカの壁」という本にも書いてありますが、何千年も前の人が当たり前の様にそのことを理解していたことを現代人は理解していないというのは滑稽ですね。

話を戻します

この世が諸行無常で安定など存在しないということは分かりましたが、世間は何を安定と信じているのでしょうか?

私の推測が正しければ

現在の生活が来月も補償されている確率が高い環境にいること

これを世間は安定といっているようです。

例えば

  • 非正規雇用より正規雇用
  • 中小企業より大企業
  • 会社員より公務員

なんてのはその典型例で、労働先が潰れる心配がなく、そして自分自身がクビになる可能性が低い環境を追い求めている思考そのものだと思います。

話は続きます

上の大企業だ公務員だというのはあくまで収入を得る為の4つの手段のうちの1つ「従業員クラス」での話であるということです。
世の中にはまだほかに3つ収入を得る方法があります。以下の図をご覧ください。

クワドラント
  • Employee:従業員
  • Self-employed:自営業者
  • Business owner:ビジネスオーナー
  • investor:投資家

「金持ち父さん貧乏父さんのキャッシュフロー・クワドラント」

この収入を得る4つの手段はキャッシュフロークワドラントと呼ばれています。
世の中には4つも収入を得る方法があるにも関わらず世間の大半が「E」です。そして残念なことに世の中の”金持ち”のほとんどは「S」「I」「B」です。

お金を貰う方法としては明らかに最弱といえる従業員クラスですが、世間は一番人気です。なぜか?

それは世間一般はお金を稼ぐことよりも

現在の生活が来月も補償されている確率が高い環境にいること

を重視しているからです。

自営業者やビジネスは来月の収入が0・・・というか今月と同じ収入である可能性を保証はできません。

投資は元本が保証されていません。今の資産より来月の資産の方が少なくなる可能性があります。

だからこそ、「自営業は危ない」とか「投資はギャンブル」とかを言い出すわけですね

実際安定なのか?

この世に安定が存在しない以上、彼らの求めるものは永遠に手に入らないです。

なので「会社員は実際安定なのか?」の問の答えは安定ではないです。

では安定=現在の生活が来月も補償されている確率が高い環境にいることとした場合、会社員であることが最善の策なのかを考えてみましょう。

これについても私はNo!と回答します。

なぜか?従業員では本人の意思決定権がほとんど反映されないからです。

例えば異動なんかがその代表例ですね。
断ることももちろんできますが、そちらを選択したところで今月と同じ生活を保障されることはありません。

そして従業員が抱える問題はそればかりではなく
仕事内容も選べません。
上司も選べません。
働く時間も選べません。

つまり
・今やっている仕事内容
・現在の人間関係
・現在の生活リズム

これを本人の意思なしに強制的に生活環境を変更される可能性が常に付きまとうというわけです。

安定にはほど遠いです。

むしろ不安定と世間が思っている残りの3クラスの方が意思決定権はあるので安定といえます。

こうやってどんどん消去法で候補を消して最終的に残るの会社員が安定な点とは来月も同じ給料が貰える可能性が高いということくらいになってしまいます。

確かに収入が0にならないのはうれしいことですが、逆に言えばどんだけ努力しても来月の収入が増えることがないということの裏返しでもあるわけです・・・

今回の考察の結論

世間のいう安定とは何か?

現在の生活が来月も補償されている確率が高い環境にいること

そしてその中でも特に

来月も同じ給料が貰える可能性が高い

という点を安定と呼んでいる

本当の安定を求めるなら

世間の言う安定とは突き詰めれば来月も同じ給料が貰える可能性が高いということになりますが、これって確かに給料は安定していますが、それイコール生活が安定しているにはならないんですよね。

本当に彼らが欲しい安定とは給料の安定ではなく生活の安定じゃないのか?と思っています。

そして生活の安定をもたらす要素とは

「給料が毎月同じ額貰えること」ではなくて、「収入に応じて支出をコントロールすること」によってもたらされるもの

だと私は考えています。

この世は諸行無常である。

当然、得られる収入もまた変動していく。
この流れを変えることは何人もできない。

であるならば支出もそれに応じて適正化させる。
これによって収支のバランスはコントロールされ結果として生活は安定する。

安定を求めた先に安定はない
変動に適応した先に安定があるのだ

青瓶理論より