シバニェ・スティルウォーター(SBSW)への投資はプラチナ投資の代替となりえるか?

シバニェ・スティルウォーター(SBSW)への投資はプラチナ投資の代替となりえるか?

2021年8月5日

どうも青瓶です

今回はプラチナ代替投資の続編になります

以前、南アフリカ株がプラチナ代替投資になるかetfで検証しましたが、結果としては微妙でした。

でもまだ可能性を捨てきれません。

プラチナへの投資は南アフリカ共和国の株式への投資で代替可能か検証してみる
価格の低迷が続くプラチナへの代替投資を考えてみる。
aobins-storage.com

金に対する金鉱株があるなら白金に対する白金鉱株もあるのではないのか?

そう思い銘柄を漁っていると
あるじゃないか

シバニェ・スティルウォーター(ティッカー:SBSW)という企業が!!

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シバニェ・スティルウォーターの基本情報

シバニェ・スティルウォーターは南アフリカの企業で
PGMと金の採掘を主にやっている企業です。

※PGMというのは白金族金属のことで、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Ph)、イリジウム(Ir)、オスミウム(Os)、ルテニウム(Ru)のことを指します。
プラチナ、パラジウム、ロジウムなんかは自動車の触媒として有名ですよね。

シバニェ・スティルウォーターが採掘するPGMの含有比率については、以下のようになっているそうです。(同社サイトより)

PGM内訳

なるほど、44%がプラチナです。
つまり大体半分がプラチナですね。
シバニェ・スティルウォーターはPGM採掘の他に金の採掘事業もやっていますが、メインはPGMです。
ということはそれすなわち、プラチナ価格にシバニェ・スティルウォーターの株価はかなり影響されそうです。
つまり高い相関が期待できます。

※産地によって含有比率は異なるらしく、ロシアのPGMはプラチナよりもパラジウムの含有比率が高いとのデータがありました。

ちなみにEZA(iシェアーズ MSCI 南アフリカ ETF)の構成銘柄でもあります。
組入比率としては上から5番目でETFの4%を占めています。

出典:ブラックロック

シバニェ・スティルウォーターの株価チャート

このシバニェ・スティルウォーター、株価チャートをみるとなかなか素晴らしい。

SSW:ヨハネスブルク証券取引所(南アフリカ共和国)に上場しているシバニェ・スティルウォーターのティッカー
SBSW:ADRとしてニューヨーク証券取引所に上場しているシバニェ・スティルウォーターのティッカー

出典:tradingview.com

SBSWのパフォーマンスが落ちているように見えますが、為替の影響ですね。
どちらにせよ10年足らずで数倍になっています。

これだけでも魅力的な銘柄ですが、なんとかなりの高配当株でもあります。

ブルームバーグで調べたところ2021年7月時点では配当利回りが5.34%もありました。

安値で拾えば超高配当も夢ではありません。正にロマン砲銘柄です
プラチナ代替抜きでも十分魅力的です。

シバニェ・スティルウォーターとプラチナの相関性

では本題、プラチナとの相関性(とついでに以前調査したEZAとの相関性も)を見ていきます。

プラチナとSBSWの相関性:赤色面グラフ
プラチナとEZAの相関性 :緑色面グラフ

シバニェ・スティルウォーターとプラチナ

ぱっと見ただけでEZAとは比較にならないくらい相関性が高いのがわかりますね。
ほとんどの期間で順相関、それも高い相関を示しています。
EZAはコロナショック時逆相関でしたがSBSWはコロナショックでも順相関です。

少し脱線しますが、パラジウムとの相関性も見てみます。
というのも、PGMの含有比率でいくとパラジウム(38%)はプラチナ(44%)の次に高いからです。

プラチナ投資の代替ではなくパラジウム投資の代替の可能性も視野に入ってきたので相関性を再度確認します。

SBSWとプラチナの相関性 :青色面グラフ
SBSWとパラジウムの相関性:灰色面グラフ

…どうやらパラジウムとの相関性はなさそうですね。
ここ数年でパラジウムの価格はうなぎ登りに推移していますから少し期待しましたが残念です。

シバニェ・スティルウォーターとプラチナの相関係数を算出

最後に相関係数を数値化して詳しく見ていきます。
今回もポートフォリオビジュアライザーを使用していきます。

比較対象銘柄

・プラチナ:PPLT
・シバニェ・スティルウォーターADR:SBSW
・南アフリカ株:EZA
・金:GLD
・銀:SLV
・S&P500:SPY

日次リターンでの相関係数

出典:portfoliovisualizer.com

月次リターンでの相関係数

出典:portfoliovisualizer.com

これは!やはり相関係数が高いですね。
月次で算出した場合なんか金と変わらない相関を示しています。
日次でもEZAやSPYと比較しても圧倒的に相関が高いです。

プラチナとSBSWとの相関係数は0.5~0.6
これはつまりプラチナとSBSWに中程度の順相関があるということになります。
プラチナ投資の代替としてSBSWへ投資しても問題ないと私は感じました。

ただしこれはあくまで私個人の感想
相関係数0.5~0.6という数値をみて、代替となりうるかどうかは投資家個人個人の価値観によります。

とはいえ株式とコモディティではアセットクラスが異なるので相関係数が0.8以上でないと代替投資と言えないという人は素直にプラチナ自体を保有した方がいいと思いますね。

私個人の意見としてはシバニェ・スティルウォーターはプラチナの代替投資抜きに考えても魅力的な投資先と感じていますので、中程度の相関があれば十分だと感じています。
今後の投資先の候補の一つにしたいと思います。
ただ、2021年7月時点だと値がかなり上がってしまっているので、気長に待って1株10ドル未満まで落ち込んだら、少しずつ積立ていこうかなとおもいます。